| モーツァルト ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488 ピアニストは気づいていない… ピアノ協奏曲の段階ごとの練習法 楽譜選び どんな味わい第1楽章 第2第3楽章 暗譜確実 練習法 |
| 速い音階を べったり重ねてレガートに 弾くのは すすめません 残響豊かなホール客席では 音が混濁して 聞こえます ![]() それから…古めかしい楽譜のスラーを 信じないように ※※※※※※※※※※※※ ピアノ協奏曲 段階ごとのポイント 始めに ピアノ2台譜とオーケトラスコア買う 新全集に基づいた 原典版楽譜を すすめます ピアノ協奏曲23番だと 現在購入できる ほとんどの2台譜は 新全集に 基づいています ピアノ2台楽譜 全音 無難な指番号 ヘンレ版 音階指番号は 検討して変更 ペーテルス原典版 奇想天外な指番号に絶句 べーレンライター 指番号なし 旧全集や古い楽譜は ピアノパートなどに スラーを 多く書き加えている モーツァルトが書いた 速度も 変更 旧全集 古い楽譜 自筆譜 新全集 原典版 ![]() モーツァルトが望んだであろう楽譜、 後世の人の改ざんが 入っていない楽譜から 練習を出発したほうが よいです オーケストラのスコア ミニチュアスコアでOK 全音スコア ミスプリントや不備が多い? お店で パラパラめくっただけでも 1つ発見 Dover社 大型スコアは 旧全集の古い楽譜 昔の録音に 変なスラーが付いている理由が わかる おすすめ参考図書 スコダ著 モーツァルト 演奏法と解釈 Amazon ピアノ協奏曲23番の感じ方 取り組み方が 細かく書いてある 573-587頁ほか ![]() アドバイスは 取捨選択…オーケストラの音を 変えるのは できないし やらない この本の内容を消化すれば ピントの定まった ハイレベルな演奏に なるはず |
| どんな味わいの曲? 第1楽章 ピアノ協奏曲23番の味わいを モーツァルトの 他の曲と比べて 探ってみます 成熟した、愛のあふれる第1楽章 「モーツァルト後期 イ長調」で探すと 味の似た名曲を たくさん新発見! 曲の性格付けの参考になると 思います ・第1主題 音の選び方が同じ! 音階の第5音から始まって ミド♯ レファ♯ シレ ソ#シ 3度音程 ・歌わせて 慌てない アレグロ 快く 先に進むけど アレグロより 速くない ![]() ピアノ協奏曲23番 第1楽章 YouTube ![]() クラリネット協奏曲 第1楽章 ![]() クラリネット五重奏曲 第1楽章 ・オペラでイ長調… 愛の予感に ときめくなど ![]() コシ ファン トゥッテ Ah, guarda sorella 第1楽章 第2主題のヒント 23番協奏曲は モーツァルト好みのパターンを つなげた主題が 多いです ![]() ピアノ協奏曲23番 第1楽章 第2主題 ![]() ヴァイオリン協奏曲第4番 第1楽章 先に進む 行進曲のリズム ![]() コシファントゥッテ Un'aura amorosa途中 協奏曲と 音が同じ!情熱込めた歌 ※※※※※※※※※※※※ ピアノ協奏曲第23番を 攻撃的に 突進する ように弾くのは 曲に合ってないと 思います |
| 第2 第3楽章を感じ取る方法 やじろべえの形で(長いメロディー扱い方) 第2楽章オーケストラ間奏メロディーを やじろべえの形に たとえると感じ取りやすい ![]() ![]() ・翼広げた鳥のような形…フレーズ最初から 最後までの 長い距離を 見通す ・フレーズまん中に 支点 支点に到達しても まだ半分!後半がある ・支点の前後に つりあい作る ・最初と最後の音に キャラクター付け (長い音だからといって ひっぱたかない) オケ間奏を変化させたピアノパートが 第2楽章には たくさんある! ![]() 形を変えて ピアノが嘆き 20小節 ![]() メロディーを 細かい音で装飾 41小節 ![]() ピアノが 余情を加える 第2楽章コーダも やじろべえ形メロディー として弾くと 「はまる」 ![]() ※※※※※※※※※※※※ 第3楽章 骨格見つけて&キャラクター付け モーツァルト 表情付けの基本! ![]() 1,骨格 見つける 〇 骨格の音だけ強くひくのではない 音楽の文脈で表情付けする 2.長い音には キャラクターつける 3.骨格より高い音は 生き生きと 4.細かい音は 長い音より弱め 5.細かい音の連続 骨格感じて微調整 (ほぼ同じ 音色強弱だけど) |
| 暗譜を確実にする 練習法 ・練習開始時期に 似た音形を 比べる ・問題箇所の前で 思い浮かべる ・うまくいく方法だけを 反復 ・調 和音 音階で 考えてみる 分かれ道…同じ音 同じ音形なのに 続きが違う 分かれ道 数小節前や 問題個所の始めで 音名ドレミや 手の動きを 思い浮かべる ![]() 音名が目印 前半 レ♯ 後半 レ を イメージ 調が変わる ホ長調へ転調 / イ長調のまま 「ちょっと休み」で 次の出番は? モーツァルト ピアノ協奏曲23番は 協奏曲の鬼門「ちょっと休み」が 多い さらい始めの時期… 次の出番の音 指番号を楽譜に書いておく 普段の練習…休みに入ったら 次に弾き始める鍵盤を 見て確認 通す練習(音源に合わせて)… スタンバイ状態のまま 次の出番待つ (オーケストラを注意力半分で聴いて) ![]() 音階で考える 音階に含まれない半音 分かれ道 ちょっと休み 両方ある場合 第3楽章は 間違えやすい部分のてんこ盛り ![]() 手を 5指側 1指側 に 一瞬で寄せる(矢印) 弾かないで さわる練習 指番号で誘導 和音で考える E7-A A7-D ************ 音の高さ同じまま オクターブ下がる場合も 準備が必要 ![]() |
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