サン=サーンス
序奏とロンド・カプリッチオーソ 伴奏のコツ

日本人には つかみにくい!
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1.スペイン風のリズム
序奏とロンド・カプリッチオーソ は
スペイン出身のヴァイオリン奏者
サラサーテが演奏する予定で 作られた曲。
サラサーテの曲に出てくるようなスペイン風
リズムがあちこちに 使われている。

サラサーテのスペイン風な作品を聴くと
ヒントが得られる。
サラサーテ演奏YouTubeサパテアード
タランテラ
キロガ演奏YouYubeホタ・ナヴァラ
アンダルシアのロマンス タランテラ

日本人とは 拍子の感覚が違う。
拍子は よろめかず、厳格に
日本人は油断すると だんだん遅くなるが
「鍵かけたように」同じ速さキープ

足音 手拍子など きめどころ くっきりきめる
おしとやか 遠慮がちは 美徳ではない!

拍子とアクセントは 別物
6拍子の途中 3拍めにアクセント!
できない人 本当に多い


スペインの踊りやリズム…フラメンコ 思い浮かべるかも。
上に書いた サラサーテ「スペイン舞曲」は
フラメンコと違って 庶民の踊り風音楽。
ステップが違っても スペインの「リズムの
好み」は共通。素材を選べば参考になる。
写真のフラメンコ 映画「ジプシー・キャラヴァン」絵はがき

2.小節線 はさむ フレーズに 慣れる
日本語は 1拍目から始まるので
外国曲に その癖 出てしまう。

フランスの歌…小節線またいでる場合多い。
フランス語の歌に親しんでみよう。 
その後 サン=サーンスに戻ってくると
小節線 はさむフレーズに 納得できるはず。
「序奏とロンド・カプリッチオーソ」…
「日本語感覚と半小節ずれている」曲!

3.オーケストラのピアノ譜は「意訳」する
オーケストラを ピアノで弾く場合
弾きやすく オーケストラの味出せる
よう修正。
序奏とロンド・カプリッチオーソでも
151小節の連打和音をと分散
127小節から 右手オクターブ全部弾いて
左手も可能。
オクターブ下 追加して 厚みを出したり
臨機応変に省略する。
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