夢藤哲彦の日々の活動から 驚いたこと発見したことを書いて います
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ありがとうございました 2017年4月20日(木)
川越リサイタル おかげさまで 心に残るひとときとなりました。
熱心に聴いて頂いたお客様、見事な天分を発揮した新垣隆様、
献身的に動いて下さったスタッフ様、
お心にかけて下さった皆様、ありがとうございました。

夢藤「クリエイティブなネクタイですねぇ」
新垣「音符が書いてあるんです」
川越 お昼のご案内 2017年4月1日(土)
お嬢様)ムトー先生の演奏会に出かけるんだけど お昼どうしようか?
友人A子)川越駅の改札口だと東武駅ビル レストラン街
東武 川越駅の改札口 出て直進、エスカレーターで 上がるのよ。
(イタリアン、回転すし、コーヒー、定食、ラーメン…)
お嬢様)ここ、なぜか 入ったことないなぁ。

友人A子)JR川越駅 改札横スターバックスなら オシャレでしょ。
お嬢様)混んでるよ。1人なら どこかに座れるけど。
友人A子)スタバの真下、階段降りて1階に倉式珈琲
お嬢様)そこなら、落ち着けるかも。

友人A子)ウェスタ川越のショッピング棟なら
モスバーガー ポポラマーマ サーティーワン
2階にタリーズコーヒー
お嬢様)スーパーヤオコー入口に椅子いっぱいあるから
そこで ワンカップ大関飲みましょ。
友人A子)あのね、オジサンの花見じゃないのよ。
一期一会 2017年3月28日(火)
「有名でないけれど 手堅く おいしい」パン屋さんに 入りました。
このお店に入るのは 初めて です。
小さい子供は パンを触ろうと騒いでるし おばさんには荷物を
足に ぶつけられるしちょっとなぁ。
お会計の時、店員さんに声をかけられました。
「バタバタしてて すみません」
お客さんの気持ちを考えた一言で ちょっとだけ救われました。
「もう一回買いに来ても いいか」と思いました。

こういう気づかい とっても大切。
「お客さんが どう感じるか」をイメージできるかは
音楽活動を続けていけるか どうかの分かれ道。
曲決める時、演奏仕上げる時、演奏会当日…

一生のうちの 1回だけ与えられた時間に
よい一瞬を 積み重ねていきたい と思っています。
さて…今日の昼はサンドイッチ。
 レトルト教育の危険(2) 2017年3月12日(日)
ピアノの先生)ある初級バロック曲集
使いにくいです。
強弱わざとらしく不自然。
「切ったり つなげたり」は奇妙。
生徒の演奏が変になっちゃう。
ムトー)有名曲でも「表情」が ぶっとんでる。
ところでバロック時代の作曲家が書いたのは
音符だけ
は、知ってるよね?
ピアノの先生)ええ、なんとなく…
ムトー)後の時代の人が、ピアノ用に強弱など書き加えたんだ。
だから奇妙な表情の楽譜、そのまま弾かなくていいと思うよ。
「音符だけの楽譜から音楽を作る」作業 積み重ねてほしいなぁ。

ピアノの先生)そう言われても どうしたらいいか「5時に夢中」で〜す。
ムトー)それを言うなら 「五里霧中」。バロック曲 弾く時の鍵は
各音の「エネルギー」を感じ取る
・テンポ決める(拍子感 感じる)
・舞曲?フーガ? オケ曲?合唱曲? 曲のスタイルは?
・4小節 まとまり? 和音終止 まとまり?
・「音の上がり下がり」「長短」で、強さ アタック 変える
・隣の音は つなげて、跳躍した音は 切る
・同じ調、同じ性格の曲に親しんで、曲の情緒を つかむ


ピアノの先生)なんか 面倒くさいです。
でも「バロック音楽を感じる」手間を惜しんじゃいけないんですね。
奇妙な楽譜に どう相手したら いいか わかるような 気がしてきました。
レトルト教育の危険(1) 2017年3月1日(水)
こんな噂 聞きました。
ある音大では 平均律ムジェリーニ版楽譜を
指定して使わせてるそうだ。
ピアノの先生は 手間かからず とっても楽…


「時代に 逆行してる」 「上手に使えるの?」
「目先の成果重視で功を焦ってる」 と思いました。

ムジェリーニが編集したバッハ平均律曲集楽譜…
音符だけの楽譜に、ムジェリーニが 強弱を詳しく
書き加えています。
ピアノで弾く時 強弱 ニュアンスは「絶対に必要!」なので、
ムジェリーニ版を「参考にすれば」 とても役立ちます。
この楽譜、まあまあ妥当なニュアンス。でも それ以上でない。

欠点は、
・バッハの楽譜に、強弱が たっぷり書いてあると信じてしまう
・出来上がってる「答え」丸暗記で 満足、「音楽を探さなくなる」こと
・調の性格、情緒、合奏のイメージを 見つける作業を怠る


ムジェリーニ版「だけ」で 教えるレッスンを たとえるなら
料理人をめざす若者を「味の出来上がった
レトルトカレー」だけで訓練させるような もの
最短期間で 表情豊かな演奏の出来上がり!


もし 料理人をめざすのなら「料理の材料をよ〜く観察する」
「味付けを考える・いろいろ試す」って たくさん必要。
〈ピアノ・コンクール〉 2017年2月24日(金)
ピアノの先生は「鎖国」したらダメ
「ピアノの先生よ、もっと勉強して下さい」
「課題曲講座とか受けないのかな」
…審査員のため息

ここから先は、ムトー個人の考えですが
・先生の導き方の ピントが ずれてる
「下手な演奏」は ひとりもいないけれど「変な演奏」が増えてきた
・筋の通った教え方をされてないのが、
ピアノ音楽の源・バロック音楽(特にバッハ)で目立ってしまう


価値観 弾く音楽は、いろいろで構わないけれど
・使う楽譜が 適切
・指と腕でやること 区別
・曲のスタイル、キャラクターを探す作業をする!


知り合いのベテラン調律師が、若いピアノの先生にアドバイスしているのは
先生に習うとか、講座に出かけるのがオススメ。
(100のうち1つ役立つことがあれば OK)

ピアノの先生は、一人で 完結する仕事。
交流しないで 「鎖国状態」になると…
少しずつ・大きく ずれてしまう
 〈ピアノ・コンクール〉筋肉自慢 2017年2月11日(土)
「筋肉自慢の演奏って苦手!耐えられなかった」
ある審査員が控室で話し始めて他の審査員もうなずいてます。
攻撃的な曲を弾いて コンクールで「勝ちに」きているんだけど…
・聴きづらい 潰れた音色
・始めから終わりまで 叩きまくる
・無表情…音の高い低いに 無関心
・曲の味 キャラクターなんて存在しない


学生時代にレッスン受けた曲を、久しぶりに練習しています。
レッスンを受けた当時のことで 思い出したのは、
・練習始めた1回目のレッスンから、曲に合った音色で!
・無表情に弾こうものなら、大変!その場で すぐにダメ出し
・聴かせる演奏で あれば、じっと 耳を傾けて聴いてくれる

「この先生に師事できて よかったみたいだ」
…当時、父が 言っていました。
ピアノの先生の一挙手一投足で 生徒の演奏は変わります。
〈ピアノ・コンクール〉審査員のベル 2017年2月3日(金)
昔々 私が小学生時代の話…
大阪でピアノコンクールに出ました。
上手に弾けない女の子に おじいさん審査員が
ベルを「チーン!」
女の子 弾きやめません。
意固地になった審査員 イライラして
「チン!チン!チン!チン…」
20秒間狂ったように鳴らし続け ようやく演奏ストップ。

ここで 女の子のお父さん登場!審査員に詰め寄って
怒鳴ってます。
演奏の止め方、もっと良いやり方が できるのでは ないか?
子供の気持ちを考えてみたこと あるのか?

怒ったお父さん、お母さんに引っ張られて 無理やりホールの外へ…
この光景、子供時代の私にはショッキングなものでした。

あれからウン十年…コンクール審査員たちの 会話
「チーン・ベル 鳴らしたくないなぁ」
「どうも ありがとう で 止めたら」
「ダメダメ、声では 止まらない。ベル使うほうがいい」
「今日のホール、審査員が 遠いからなぁ」
「キリのよいところで止めたら、傷つき方も 少ないかな」
審査員が演奏を止める時、暖かい気持ちで接したい と 思っています。
〈ピアノ・コンクール〉
規定違反 2017年2月4日(土)
課題曲・自由曲合わせて「○分以内」
課題曲の「繰り返し」は しない
変奏曲の「抜粋は不可」
申し込み書に書いた曲の「変更は不可」
コンクールの注意書きに いろいろ書いてあります。
違反したら 演奏できないとか得点付かなかったりします。

コンクールで 演奏する子供さんが「違反演奏」するたびに
審査員は 首を ひねっています。
指導担当の先生が 気づかないのは、なぜ?
指導者は、生徒・父兄・先生仲間の「信頼」を失うのに。


子供に規定違反させるのは 賛成できません。
将来 大事な場面で 勝手に判断&規定無視する体質が…
入試、実技試験、採用試験で 失格・門前払い、
そんな心配を してしまいます。
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